現代、孤独死や身寄りが無い方など子供達が遠方に住んでいる、などの理由により家族間の事、介護の事、お葬式の事、お墓の事、死後事務の事など多くのお悩みを聞いてまいりました。
そういう皆さんの多くは任意後見人や成年後見人を選任され、存命中は財産管理や身上介護などの管理はしてもらえますが、亡くなってからはこれらの後見人の契約は切れてしまいますので、葬儀のお願い、亡くなった後の身の周りの処理は誰かに頼まなければなりません。私達僧侶の所へは葬儀社の選定をお願いしたい、又は葬儀時に住職に喪主並びに聖職者として送って頂きたい、葬儀後には火葬から納骨までお願いしたいと多くの方のお声を頂戴しております。又は葬儀後には遺品整理や健康保険・年金・公共料金の精算、預貯金・不動産・自動車などの遺産の処分等々、たくさんのお悩みを聞いてまいりました。ただやるべきことは山ほどあるのですが、僧侶で解決できる所は協力し、できない分野は各専門分野の方と連携をはかり、トータルネットワークを築き、お一人さまでも安心できるように協力できればと思っております。私達僧侶はこれまで身寄りがおられない方、又はいるけれど頼むのに抵抗がある。やらなければいけないと思っていても気が引ける、或いは行動する事ができない、やっているけど中々前に進まない。
ご自分の終活はご自分で、誰にも迷惑の掛からないようにしたいというのは、人としてこの世に生まれてきたからこそ、きちんとしたいというのは、どなたでも思われる自然な気持ちだと思います。
寿光苑では身寄りのいない方だからこそ、本人の意思を尊重し、本人の為に勤めてまいりたいと思っております。お坊さんだからなんでもお話できる、安心して相談できると思って頂けるように勤めてまいります。シルバー世代の窓口としてトータルサポートを行って参ります。